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“Die Kreuzungsstelle”(ディー クロイツングスシュテレ)は、ドイツ語で「交差点(交差する場所)」を意味する言葉です。「交差点」とは、様々なルーツを持った人と人とが出会う場所。 このサイトは主に日本で「ハーフ」と“呼ばれて”育った人の声を届けるために運営しています。しかし、だからといって「ハーフ」と“呼ばれる人”だけが参加できる場所ではありません。ここは「ハーフ」と“呼ばれて”育った人に限らず、様々な立場の人に参加して頂けます。 また、ウェブサイト名がドイツ語ということで、ドイツにルーツのある人のみに関係あるサイトと思われてしまいがちですが、このサイトはそのような限定はありません。このサイトは「交差点」、“Crossroads”、「十字路口」、“Carrefour”、“Encrucijada”など、様々な表現が出来る場所、様々なルーツを持った人が行き交う場所です。 近年「ハーフ」と“呼ばれる人”は雑誌やテレビによく登場するようになりました。しかし、その取上げ方は「バイリンガル」である人の語学力や、容姿に特徴のある人に注目するなど、一面的な能力や特徴を取り上げるものがほとんどです。また、一方では「ハーフ」と“呼ばれる人”は「イジメにあう」という側面も取り上げられますが、どちらにしてもその扱いは極端に偏っていると思います。 しかし、「ハーフ」と“呼ばれて”育つということは、そのように単純に捉えられるものではないと思います。与えられた機会を生かし、そして努力して「多言語使用者(マルチリンガル)」になる人もいれば、環境や才能に恵まれなかったため、または自らの選択によって単言語使用者になった人もいます。「ハーフ」と“呼ばれる人”の生き方は実に様々で、メディアが一方的に流す「ハーフ」像に当てはまらない人の方が、おそらく多いと思います。 多様な生き方があるにもかかわらず、偏った情報しかない現状における情報のバランスを保つために、ここから「ハーフ」と“呼ばれる人”が自ら書いた様々な経験談を発信しています。読み進めて行くと、メディアが流すイメージに沿うような経験談もありますが、そうではないものがあることに気づいて頂けると思います。 ここに掲載されている「声」は、ある人の人生の一部分を「『ハーフ』と呼ばれる」という点で抽出したものです。普段は「『ハーフ』と呼ばれる自分」よりも友人関係や親子関係、進学や就職、恋愛や結婚を大切な課題とする人が、何かのきっかけで「『ハーフ』と呼ばれる自分」について考えるようになったもの。ここに掲載されている「声」はそのような性質のものなのです。 多くは管理人の文章を掲載していますが、他の「ハーフ」と呼ばれる人の主張もコラム欄に掲載しています。また、“Voices”のコーナーには、コラムとしての投稿以外の意見を掲載し、多様な声が読めるようにしています。 私は誰もが気持ちよく生きることができ、誰もが互いのことを認め合える場所に、この「日本」と“名付けられた島々”がなることを望んでいます。そして、そうなるための「はじめの一歩」としてこのサイトを開設しました。人と人が出会うことによって新たな道をみつける場所、“Die Kreuzungsstelle”はそのようなサイトを目指しています。 2005年9月19日改訂 執筆: 岡村 兵衛(Okamura Hyoue)〔ウェブサイト運営者〕〈BR〉PDF ふりがな付(furigana) 旧「開設にあたって」&「サイト名について」 Tweet |
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『毎日新聞』(朝刊 5面) 2003年(平成15年)7月28日(月曜日) オピニオン | |||
これは当時購読していた『毎日新聞』の一般投書欄に採用されたコラムです。 担当者によって編集はされていますが、ほぼ原稿通りの内容で掲載されました。 2010年9月19日 掲載 |
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ハーフにもいろいろ 一方、「国際人」「バイリンガル」といったハーフのプラスイメージにばかり脚光が集まることに違和感を覚える人もいる。 京都で育ったニコラウスさん(27、仮名)は小、中、高時代、学校でハーフは1人だけだった。小学生のころ「キャプテン翼」を見ていた友達に「日本とドイツどっちを応援するの?」と聞かれて答えられず、「自分はナニ人だろう?」と、ひとり悩み続けた。2002年のW杯で、日本とドイツ、両チームを応援している自分に気付き、「選ばなくてもいい。どちらにも所属意識を持てるんだ」と初めて思えた。 自分のような悩みを抱え込んでいる人のために「Die Kreuzungsstelle(ディー・クロイツングスシュテレ=ドイツ語で交差点)」という名前のウェブサイトを立ち上げた。 当初アクセスが多かったのは、国際結婚をしたお母さんたち。 「どうしたら子どもをバイリンガルに育てられるか」 という質問が多かったが、徐々に「自分はナニ人か」など、本質的な議論が白熱するようになった。 これまでネットを通じ約40人と出会った。沖縄まで会いに出かけたこともある。 「育った場所にもよりますが、ハーフといっても実に多様だということがわかった」 ハーフで集まると余計に特別視されたり、ほかの日本人を糾弾していると思われないかと懸念したりしつつ、日本語をベースに「一つ一つ扉を開くように仲良くなる、日本ぽいスタイル」で、一人ひとりと交流してきた。P.56(以下省略) 「強みになったハーフな個性 芸能界でもスポーツ界でも活躍」 『AERA』'05.11.7 2005年11月7日発行 PP. 54-56 |
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これはSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を利用し、いろいろな「ハーフ」同士の交流会が行われていた時期に受けた取材記事の抜粋です。 このとき、交流の場を取材したいと言われましたが、メディアへの顔出しを嫌う方もいたのでそれは断り、代表して取材を受けました。私自身も本名の公表を嫌っていた時期でしたので「仮名」で掲載をお願いしました。なお、取材日時は2005年7月23日(日)、「第10回 Die Kreuzungsstelle交流」と同日でした。 2010年11月23日 掲載 |
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Column(コラム): それぞれの方の経験や日々の生活体験の中から考え出されたことを各々のテーマに添って掲載しています。 Voices(交差点な人たちの「声」): これまでWebサイトを訪れて下さった「ハーフ(ダブル)」「クォーター」「在日コリアン」と“呼ばれる方”の投稿を掲載しています。掲載基準は上記のカテゴリーの方であるかどうかです。様々な「声」があることを知って頂きたいために、他人を攻撃する内容であっても掲載しています。 Voices of parent(親の立場からの声): これまでWebサイトを訪れて下さった「ハーフ(ダブルetc.)」と“呼ばれる”立場にある子どもをお持ちの方、多くはお母さん方からの声を掲載しています。 Message(これから大きくなる君へ): 平仮名と少しの漢字が読める子どもたちに向けてのメッセージです。大人から子どもまでの方が理解できる内容になっております。 Event(過去の交流記録): 2004年4月から2006年4月までに開催した「交流会」の記録、この交流を通して主催者が気づいたことなどを掲載しています。ウェブサイトを通して「セルフヘルプグループ(自助グループ)」的な活動を考えている方には、参考になる内容になっております。 Terms(用語集): 「交差点」「はーふ」「ダブル」「混血」「言語(言葉)」「文化」「バイリンガル」についての定義を載せています。「はーふ」「ダブル」は管理人独自の定義ですが、「混血」「言語(言葉)」「文化」「バイリンガル」については、それぞれ関連ある書物を参考にしてあります。 Report(報告書): 「人種と人種差の本質に関する声明」 人類学者と遺伝学者が協力してまとめ、1951年に発表した「人種」についての報告書です。「人種(Race)」や「民族(Nation,Ethnicity)」を考える際の参考にして下さい。 ※このコーナーは現在こちらのページからのみ閲覧可能です。 Contribution(投稿欄): 例えば「自分も『ハーフ(ダブル)等』と呼ばれるけれど、このサイトに自分の意見・経験談を載せてみたい」という方、「在日コリアン」と呼ばれる方、「日系ブラジル人・ペルー人(等)」と呼ばれる方などで、子供の時から日本で生活してる方の投稿を募集しています。 ※現在のところ投稿は「当事者」の方に限らせていただいてます。 投稿規程に関する質問 は管理人までお願い致します。 Mail(管理人への問合せ等): 当サイトへのご意見・ご感想、ご質問などはこちらからお願い致します。 Links(リンク集): 関心のある事柄についてのウェブサイト(ホームページ)、管理人オススメのサイトをリンクさせて頂いてます。他の「ハーフ」と呼ばれる方々などのブログなどもリンクしています。 Update(更新履歴): サイト開設時(2002年9月19日)からの更新履歴を掲載しています。 :RDF(Resource Description Framework) Site Summary InternetExprpler 7で、メニューバーで次の印 がオレンジ色になっているとき、それはそのサイトがRSSフィードに対応していることを示しています。 これはウェブサイトの更新情報を簡単にまとめて配信するためのもので、ブログなどで用いられています。 Die Kreuzungsstelleでは、更新履歴用に2008年2月より導入しました。 更新情報の発信などの目的で2011年4月より導入しました。 更新情報やコラム掲載の場として2012年1月23日より導入しました。 :google+ 更新情報やコラム掲載の場として2012年1月23日より導入しました。 |
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このウェブサイト(ホームページ)の運営者であり、コラムの執筆者は1978年、ドイツ北部出身の母と、日本は関西圏出身の父のもとに生まれ、主に関西圏にて育ちました。 地元の公立高校を卒業するまで関西圏以外の土地に住んだことはなく、母の実家があるドイツ北部地方へは旅行や親戚訪問のために夏季休暇を利用して数回訪れた程度で、そこに長期間住んだことはありません。 |
1981年 3歳 |
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このウェブサイトは2002年5月、『アメラジアンの子供たち』という一冊の本に出会ったことがきっかけで生まれました。 それまで自分自身だけの悩みだと思っていたものが、実は他の人も考えていることだと知ってことで安心感を得たものの、同時に多くの疑問が生じ、その疑問点について考えるだけでなく、他の人の意見も知りたいと思い、情報交換を行うためにウェブサイトを立ち上げることにしました。 |
1983年 5歳 |
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このウェブサイトを開設するにあたっては当時参考にしたサイトの運営者の多くがインターネット上だけの名前であるHN(ハンドルネーム:インターネット上でのペンネームを指す日本語の造語)を用いていたので、それに倣い、子供の頃から慣れ親しんだサンタクロース、そのモデルであるSt.Nikolaus(聖ニコラウス)の名前(Nikolaus:ニコラウス)をHNに選ぶことにしました(2009年より、母の旧姓Horstmannを名乗ることにしました〔2009年5月25追記〕。しかし、ネット上の架空の存在のままでは発言の信頼性が低下するため、2010年9月19日からは一般社会で用いている名前 岡村 兵衛(おかむら ひょうえ) として運営することにしました)。 なお、このサイトを読まれていて多くの方はこのサイトの運営者とはどのような人生を過ごしてきたのかという疑問を持たれるかもしれません。また、なかには運営者は「ハーフ」と呼ばれて来たことだけしか表現することがないかのように思われる方もいらっしゃるでしょう。 しかし、それもそのはずで、それはあえて“「ハーフ」と呼ばれる自分”に特化して、その他の人生の喜怒哀楽を削り、そして残った部分だけを表現することにした結果だからです。 このウェブサイトに載っている文章は、少なくとも運営者に関するものは、自分の経験の一部分を、“「ハーフ」と呼ばれる自分”に特化して書いた文章であることを理解した上で読み進めて頂ければ幸いです。 2007年9月19日 掲載(2009年5月25日、2010年9月19日 一部更新) |
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このコーナーは運営者が執筆したコラムなどをPDFで提供するために設けました。内容は変わりませんが、全て縦書きにしております。著作権にご配慮頂き、用途に合わせてご自由にお使い下さい。引用、配布される場合は出典を明記して頂ければ 事前連絡は必要ありません。しかし、どのように引用したか、どのような場所で配布したか後でお知らせ頂けると幸いです。 なお、フリーソフトで作成しましたので高度な機能には対応しておりません。その旨、何卒ご了承ください。 2010年9月23日掲載 |
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Message:「これから大きくなる君へ」 Message 2010 ※時代に合わせて用語を一部変更 用語集 ふりがな付(furigana) 交流記録 「Die Kreuzungsstelle交流」を振り返って ふりがな付(furigana) 開設5周年記念 長編コラム 「ハーフ」とは何か? コラム「自分はナニ人?」 自分はナニ人? 地球市民として 出口のない迷路 片思い 「ナニ人?」という質問 ハーフが生まれてきた理由 コラム「ハーフ?ダブル?」 ハーフかダブル、どっちがいい? ハーフもダブルも同じこと! 〇〇系日本人 特別扱い ハーフ?ダブル?議論を終えるには 「混血」という言葉 自己特別扱い 「ダブル」の限界 ハーフ?ダブル? まとめ グローバリゼーションと「ミックス」 コラム「バイリンガル」 バイリンガルになるためには バイリンガル・プレッシャー 「ハーフ」だから英語? 「バイリンガル」教育への疑問 コラム「国籍」 国籍は二つも必要? 国籍 パスポート 国籍の選択 国勢調査の国籍欄 国籍アンケート コラム「交差する文化」 2002年サッカーW杯の意義 遠くて近い国 考え方の物差し 理想のクニ? 発想の転換 「国際化」「国際人」は必要? 言葉で表現することの不自由さ ハーフブームと「ハーフ顔」? コラム「学校」 日本の学校とインターナショナル・スクール 先生の言葉 道徳教育 「差別」は便利な言葉 二つの絵本 授業参観日の想い出 ふりがな付(furigana) 子どもから見た他国出身お母さんの子育て コラム「よくある質問」 よく聞かれること 「ハーフ」はイジメられるのか? 思い出に残る旅 ドイツに、行く?帰る? かわいそう? コラム「外人(ガイジン)」 外人(ガイジン)という言葉 もう聞き飽きた! やめませんか?「日本人」 他国人 ハロー 言葉をめぐる衝突を避けるには 書評集 越境文學のすすめ:移動経験から生まれた著作紹介 |
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